看護師の仕事にやり甲斐を感じて、長く続けたいと考えているならば、日頃の体調管理が大切です。体調不良を発症しないように、心身の疲労を溜めないことがポイントです。まずは、じっくりと質の高い睡眠を心がけましょう。毎晩、一定の睡眠時間を確保することが重要です。適切な睡眠時間は6時間から8時間です。途中で覚醒しないように、寝室の環境にも配慮しましょう。エアコンなどの空調機を設置して、温度や湿度を管理することも大事です。もしも勤務中に眠気を感じたなら、休憩時間に昼寝をする方法が適しています。15分ほど目を閉じているだけでも、睡眠不足を補うことができます。また、カフェインが含まれている飲み物を飲んだり、ミント味のキャンディをなめたりして、眠気を取り除く方法も有効です。

さらに、ストレスが溜まると、心身に悪影響を与えますから注意が必要です。こまめにストレス解消を行って、心身を良好な状態に保ちましょう。感動する映画を観たり、音楽を聴いたりすることによって、精神的にリフレッシュすることができます。旅行やドライブをして、非日常的な体験をすることも大切です。また、温泉にゆったり浸かれば、肉体的な疲労を解消します。自宅で入浴するだけでも効果がありますので、適温のお湯を張った浴槽に浸かる習慣を身につけましょう。香りのいい入浴剤などを用意すれば効果的です。さらに、親しい家族や友達と会話をすることでストレスを解消することも可能です。おいしいお茶を飲みながら、リラックスした状態で話をしましょう。

看護師という職種において、特に病棟での勤務となる際に避けられないものが夜勤です。夜勤の際にはシフトの調整が順調だったとしても、超過勤務などによって十分な休息がとれていないこともあります。看護師の業務では患者に配慮するだけではなく、職場での人間関係にも気を使うことからストレスはかなり過重なものですよね。さらに夜勤とくれば、少なからず何かでストレスを発散させることになり、そこで最も手軽なものなのが食事でのストレスの発散となります。

勤務中の僅かな休憩の際に買い込んでいたお菓子やジュースを楽しんだり、普段手作りのお弁当で済ませるところを、奮発して高めのお弁当にする等で日々のストレスを解消するという方も少なくないでしょう。食べることによってストレスは解消されるのですが、同じ調子で勤務を続けていると、やがてあることに気づきます。食べることでのストレスの解消は過食気味になりやすく、最終的には体重が増えてしまうのです。体重は徐々に増えていくので、気が付いた際には5キロも増えているなんていうことも起こり得ます。

原因は夜勤のストレスと過食が合わさったもので、普通の生活をしていて過食する場合よりも、夜勤をしながら過食する方がはるかに太りやすくなります。その理由は、夜勤シフトを含んだ不規則な生活は太りやすいということ、さらにストレスを原因とした過食はエスカレートしやすい、ということが相乗して負のスパイラルを生み出すためです。食事でのストレス解消自体は悪い事ではありませんが、食べた分だけ太るということを念頭に置いて、上手くカロリーを調整することが体系の維持に役立ちます。